鍼をした後に赤い点が残っています。大丈夫でしょうか?

鍼をしたところに、体調や体質により、赤くプツっとした湿疹や出血跡のような点が現れることがあります。
赤い点は施術後すぐに消えることが多いのですが、一部の方では2~3日、またごく稀に1~2週間ほど残る方もいらっしゃいます。
これは、①瞑眩(めんげん)と呼ばれる身体の好転反応と、②鍼を皮下に刺すことによる毛細血管の出血のいずれかが考えられます。

①瞑眩(めんげん)と呼ばれる身体の好転反応

鍼灸施術で身体の修復機能や免疫力が高まると、身体は鍼灸の刺激にもとても良く反応し、鍼を打ったところに赤みを伴った発疹や痒みが現れる場合があります。これは東洋医学で瞑眩(めんげん)と呼ばれる好転反応のひとつですが、時間の経過とともに赤みも落ち着いていきます。

②鍼を皮下に刺すことによる毛細血管の出血

当サロンで利用する鍼は、0.12~0.16mmと細いものを利用しています。例えば美容皮膚科でヒアルロン酸注入に利用される針の直径は比較的細くても0.3mm程度ですので、約半分くらいの細さとなります。物理的に細い針のほうが皮膚は傷つきにくく、針跡も残りにくくなります。

一方、細いとはいえ、皮下に鍼が入る際に皮膚表面の毛細血管が出血し、これが小さな赤い出血斑として一定期間残ることがあります。鍼で皮下組織を微少に傷つけると、その創傷治癒過程でコラーゲン・エラスチン繊維の生成が促されるため、鍼の効果としては必要な反応となります。殆どの方は2~3日以内に消えますが、稀に長い方ですと消えるまで1~2週間程度かかる場合があります。ご心配な際は、いつでもお問い合わせください。

Category カテゴリー

Archive アーカイブ